絡繰機械’s10周年公演「ヨコシマデイドリーム」に行きました

先の土日になゆた浜北のホールにて劇団絡繰機械’s(カラクリマシーンズ)の10周年公演「ヨコシマデイドリーム」があったので、観劇に行ってきました。

絡繰機械’s10周年公演「ヨコシマデイドリーム」に行きました

カラクリマシーンズさんは万年橋パークビルの8Fを練習場所にしている関係で良くお世話になっていて、行ける公演があれば今までも見に行っていました。土日に黒板とキッチンにいることが多いので万年橋パークビルでの公演のとき以外は難しかったのですが、今回はちょうど休みだったので行ってきましたよ~(^^)/

ちなみに万年橋パークビルでの公演時は、フリースペースである8Fに一から舞台と客席を作り、そこで見ることができます。かなりしっかりした舞台がその時だけ出現するのですが、終了後はすべて解体されるのです。そこのところだけ見ても劇団ってそういうこともするのか?もう大工さんじゃないのかな?と思っているのですが…。カラクリマシーンズHPを見るとこの形での公演が行われるようになったのは2014年5月上演の『DUAL+』からのようです。また万年橋4階の能舞台で活動しているお能の団体さんと一緒に能をやったこともあります。

あとなんか、最近一週間に10キロ走るのがノルマになっていたらしく、遊びに来てた客演で出ていた子が、「今からランニング行ってきます」と出掛けて行ったのも印象に残っています。かなりトレーニングに力を入れてもいるようです。
「ゆるラン部」という「ゆるっとランニングバラエティ」動画を作ったりもしています。



さて土曜日、なゆた浜北。3階のホールのロビーにはこれまでの公演の写真と舞台衣装が展示されていました!
衣装は既製品を使っているのかな、というものもあれば、一から作っているのかな、というものもあり面白かったです。立体的で中に綿をいれてふわふわにしている部分も。

カラクリさんのFBより。



絡繰機械’s10周年公演「ヨコシマデイドリーム」に行きました

一番最後に今回の公演の出演者一覧が。
これから始まる劇に期待が高まりました~(^^)

絡繰機械’s10周年公演「ヨコシマデイドリーム」に行きました

これは公演終了後に撮影した今回の舞台です。すごくかっこいい!
白い三角形の木組みに平ゴムのような伸縮性のある紐を張り巡らせています。下に置いてあるものは下にコロがついていて移動可能で、場面転換のときには役者が動かしていました。このセットを動かす際、他のシーンと違って動きがスローになるのが面白かったです。役者が黒子を兼任しているのですが、そのゆっくりな動作でセットを動かしている様子さえも何か別のものを表現しているように見えて、誰もセリフしゃべっていないし話の流れの合間合間なのにじっくりと見てしまいました。メインの場面と、合間合間に入る抽象的な表現のシーン、場面転換シーンの役者さんの動きにメリハリがあるので「あ、ここはお話のシーンだな」「あ、いまは場面転換してるから次は違う場所の話になるな」と分かるんですね。
またこのセット、木組みに伸び縮みのする紐を張ってあるようで座ることもできるし、三角形・白という見た目もあって幅広いシーンの物を表現できて汎用性高いな~と思いました。四角より三角なのがかっこいいなあ。

お話の方も毎回エンタメ性の高い熱い展開が多く楽しませてもらっていますが、今回もバトルあり、泣けるシーンあり、笑えるシーンありと盛りだくさんでした。はじめシーンごとに「現在」「過去」「それから」の時系列が時間の流れとは違う順番で変わっていってちょっと複雑な構成だったのですが、小さい頃の話の場面や現在の場面といった違う時間の違う場所の場面でもメインキャラクターの服やリボンの色を一緒にしてあって同一人物だと分かるようにしてあったのでなんとかついていけました。いくつもの役を兼任してたりすると切り替えが大変そうですね。またメイン人物以外の衣装が同系色で、セットも白一色、ということで見た目でもカラーに統一感があって目立たせたい人を目立たせているのだなと思いました。

登場人物は二人の姉妹と自称ワニ(精霊のようなものなのかな?)を中心に繰り広げられていました。舞台は大航海時代あたりの遠い新天地を目指して航海をしていた時代でしょうか。幼い頃ワニと出会った姉妹が大きくなり妹は王様に遣えるようになります。そして妹指揮の元、沢山の資源が眠っているであろう新天地を探しに姉が開拓団を率いて船に乗って海を渡ります。新天地にたどり着くも、来る予定だった後続の船が来ず、本国にいる妹の方は姉たち開拓団を助けるために後続隊を送りたいのですが、情勢悪化によってそれどころではなくなります。さらに妹に目をかけてくれていた王様が死んでしまい、妹は新王によって幽閉されてしまいました。そのころ姉たち開拓団は新天地で現地の人と対立してしまい…という感じで話がすすんでいく中、姉妹がピンチに陥るとどこからかワニが現れ、助けてくれました。ワニは「アラジン」の中のランプの精のような役割でした。一緒に見ていた人は「ワニかっこいい!」とワニ人気。ちょっととぼけたところがあるけどおもしろいし、どこにいてもピンチには助けに来てくれるし、戦闘シーンでも超強いし本当ワニでした。

他にも妹を可愛がっていた女の王様は常にムカついていて、多分ムカつくのが原動力だったり、その王様の家臣の人2人も面白い役なのかと思ったら途中からすごい怖い悪役になったり、新王動きがスローモーで目力が強くて怖かった、とか、他にもたくさん人が出てくるのですが、どの登場人物もみんなキャラがたっていたしカッコよかったです。

なんだか書いていたらとても長くなってしまったのでこれで終わります~
10周年おめでとうございます。これからも新しい劇楽しみにしています!



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